血尿・尿潜血陽性

血尿・尿潜血陽性

尿に血が混じっている状態を「血尿」といいます。血尿には、目で見てはっきりと赤色や茶色っぽい色だとわかる「肉眼的血尿」と、見た目ではわからず健康診断などの尿検査で初めて指摘される「顕微鏡的血尿」または「尿潜血」があります。正常な状態では尿中に血液はほとんど排泄されないため、血尿・尿潜血は体のどこかに異常があるサインと考えられます。
もし、あなたが以下のようなお悩みを抱えているなら、泌尿器科的な疾患が原因かもしれません。
血尿・尿潜血は、泌尿器系の様々な病気が原因で起こります。以下に代表的な疾患をご紹介します。
膀胱炎
膀胱炎は女性に多く見られる病気で、頻尿、血尿、排尿時の痛みが特徴的です。多くは排尿の終わりや排尿後に不快な痛みを感じます。悪化すると、はっきりとした痛みや焼け付くような痛みを伴うこともあります。膀胱炎は、何らかの原因で、細菌が尿道から膀胱へ侵入することによって起こります。
腎盂腎炎(じんうじんえん)
尿路に起こる細菌感染症の一つです。主に膀胱炎などが契機となって、腎盂(じんう)に大腸菌などの細菌が逆流することで感染を起こします。急な発熱、悪寒、吐き気、脇腹や腰の痛みなどの症状が現れます。治療が遅れると入院が必要になることもあるため、早期の治療が大切です。
尿路結石
腎臓から尿道につながる尿路に結石ができる疾患です。結石の大きさや位置によっては激痛が起こり、発熱や吐き気、嘔吐を伴うこともあります。沖縄は暑い気候のため、水分不足になりやすく、尿路結石の発症リスクが高まる傾向にあります。
前立腺肥大症・前立腺がん
前立腺肥大症は、前立腺が肥大して尿道を圧迫することで、排尿困難や夜間頻尿などの症状が現れる病気です。前立腺がんは、泌尿器系のがんの中で近年最も増加傾向にあり、かなり進行するまで症状が無いケースがほとんどですが、血尿が出る場合もあります。
尿路がん(膀胱がん・腎がんなど)
膀胱がんや腎がんなどの尿路がんは、血尿を引き起こす重要な原因です。特に、痛みを伴わない血尿は、がんの初期症状である可能性があり、注意が必要です。
その他
健診で指摘されるような尿潜血では、検査を行っても原因を特定できないことも多いです。一度の検査では特定できなくても、定期的な経過観察を行っている間に病気が見つかることもありますので、放置せず定期的な検査を受けていただくことが大切です。
血尿・尿潜血の原因を特定するためには、いくつかの検査が必要です。
問診と尿検査
まずは患者様のお悩みや症状、お薬の履歴などを問診で詳しくお伺いします。尿検査で尿蛋白の有無や量を確認したり、尿中の潜血や白血球、細菌の有無などを確認したりします。
画像検査
超音波(エコー)検査やCT検査などを行い、腎臓や膀胱、前立腺の状態を詳しく調べます。これにより、結石や腫瘍の有無を確認します。
膀胱鏡検査
必要に応じて、細いカメラを尿道から入れて膀胱の内部を直接観察する膀胱鏡検査を行うことがあります。
血尿・尿潜血の原因となっている疾患を診断し、その疾患に対する適切な治療を行います。
「尿が赤い」「健康診断で尿潜血を指摘された」
もし、そのような状況になったら、不安に感じるのは当然のことです。血尿・尿潜血は様々な病気のサインであり、特に痛みを伴わない場合は、がんなど重要な疾患の初期症状かもしれません。
沖縄市にある「まちだ泌尿器科」は、泌尿器科専門医として、血尿・尿潜血の原因を正確に診断し、最適な治療をご提案します。当院では、患者様のプライバシーに配慮した環境で、安心してご相談いただけるよう努めています。
血尿・尿潜血は、放置すると重篤な病気につながることがあります。少しでも気になる症状があれば、まずは受診して原因を突き止めることが大切です。沖縄市にお住まいで、血尿・尿潜血の症状にお悩みの方は、一人で悩まずに「まちだ泌尿器科」へお気軽にご相談ください。
痛くない血尿は、特に注意が必要です。自覚症状がないため放置しがちですが、膀胱がんや腎がんなどの重大な病気が隠れている可能性もあります。自己判断はせずに、必ず受診して原因を特定することをおすすめします。
食事や薬の影響で尿の色が変わることがあります。例えば、ビタミン剤や特定の食べ物が原因となることもあります。しかし、自己判断はせず、まずは尿検査で血尿かどうかを確認することが大切です。
健康診断で尿潜血を指摘された場合、たとえ自覚症状がなくても精密検査が必要です。血尿の原因は多岐にわたるため、泌尿器科を受診して、原因を特定するための検査を受けることを強くおすすめします。
院長 町田典子 監修
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